中学生当時、The Clashのコアなファンだった私は彼らからレゲエの存在を知り、横須賀のディープなレンタルレコードやでレゲエのレコードを漁るようになった。その中でも定番中の定番である
「Harder They Come」のサントラにはいたくやられてしまい、厳しい小遣いをやりくりして関内でワゴンセールみたいになってたビデオと中古レコードを購入した。Jimmy Cliff(今となってはエコロジー説教爺だけど、それはちょっとおいといて)主演の映画でジャマイカの虚無感ってものを知ってもちろんしびれたが、こういうバックグラウンドから響く名曲「You Can Get It If You Really Want」はその後、私の頭を離れなくなった。なにがいいって、歌詞が最高。
You can get it if you really want.
You can get if if you really want.
You can get it if you really want,
but you must try, try and try.try and try.
You'll succeed at last.とか
You can get it how hard it may seem now.とかとか、もっといい歌詞あったけど、今忘れちゃった。
確か、「ローマは一日にして成らず」「戦いが厳しいほど、勝利は甘美だ」とかだきっと。
すべてのことにだるくなってて夢も希望も持てなかった中学生が十分感情移入できる内容で、これを聞くと、ぼーっとしてちゃいかん、なんか根詰めてやんなきゃ、と思うようになった。
で、手っ取り早く、それ以降テストというテストの直前にこれを聞いてから出かけることにした。大体その前に、勉強自体を頑張ることはできなくて、睡眠不足じゃテストの時間に困るってんでさっさと寝ちゃったりしてたのに、学校行く直前に慌ててこれを聞いてテストの最中のみ集中して嘘八百を書いてありったけの力を出すっていう寸法だったが、これが結構効いてたのだ。不思議なことに。一種の願掛け、一種の自己暗示だけど、ほんとに力が湧く。これまでの人生で重要なテスト(入試とか厳しい資格試験とか)の時には、勉強はちょっと足りなくても、遅刻しても、このレコード(ふ、古い!)を取り出して一発目のこれだけは全コーラス聴いて出かけてきた。そして何故か全てうまくいってきた。まさに「欲しいものはなんでも手に入る。一生懸命努力すれば」。夢がくじけそうな若い衆にはお勧めのいい曲であることはまぎれもない事実なのである。ちなみに同じJimmy Cliffの「Many Rivers To Cross」も同様に力づけに持ってこいの名曲です。