新宿2丁目仲通りにあるオープンカフェというよりパブ
「Advocates
Cafe」はあの界隈ではめずらしく非常にオープンで、ゲイはもちろん、ストレート男性や女性でも気兼ねなく立ち寄れる。店の外に設えたテーブルと椅子を確保できれば長時間道行く人を眺めながら馬鹿話も進む。男性では外国人が際立って多い。わたしを含め女性もみかける。このことは逆にあの界隈の閉鎖性を際立たせているような気がする。要するにやはりまだ日本ではゲイであることをあまり表にしたくない人が多く、女人禁制とか会員制とかドアを閉ざした限定区間で楽しむことを好むということではないだろうか。それはそうと、この「Advocates Cafe」では
Happy hourが設定されており
、月から金の午後6時から9時まではほとんどすべての飲み物が400円、しかも1000円払うと前腕にスタンプを押され、コップをもらって、9時までおかわり自由となる。この安さはすごい魅力である。東京じゃないどこか異国の大都市に紛れ込んだような気楽さはここならではのものだ。先日もひょんなことからそこに来ていたNYのMetropolitan Opera Orchestraのメンバーと知己になり、面白い話が聞けた。いつまでもそこにあってほしい貴重な店である。