今のところに引っ越してからもう12年にもなる。その前は2DKのアパートを妹とシェアして、6畳と押入れだけでそれなりにうまく暮らしていた。それから荷物は果てしなく膨張し、いまや3DKのマンションの部屋に詰め込めども詰め込めども埒が明かない状態が続いてる。持ち物が膨張した一番の原因は本、雑誌の類いが増え続けていること。雑誌を取っておく癖を止める事とすぐ近くに最近できた公立の図書館をまめに利用する事を心の中で誓ったが、すぐに忘れてしまう。とっておいても後でみないと他人は言うが、ところがどっこいみるんだなこれが。そしてこういうときこそ、とっておいた自分を誇らしく思う瞬間なのだ。捨てられないよなあ。あとは靴。小さいときから足が大きくなってしまって靴を探すのに苦労した過去がにじむ。だから靴を探していたわけではないのに偶然自分のサイズのいい靴を見ると買って貯蔵してしまう。物を大事にする性質だからなかなか前のも捨てるにいたらず靴が増えていくのだ。下着も同様。体格がよくてやはり中学生のときからサイズに困った経験から、サイズの適当ないいものをみるとこれも貯蔵しておきたくなる。あとは同様で捨てるのが少ないから増えていくのだ。靴下もシーツも好きなものがかさばってる。どうしたら前のが捨てられるのだろう。洋服も気にいったものは大事に大事に使って、もう20年近く着ているものも多い。捨てないのに気にいったのがあるとつい手に入れてしまう。どうしたら買わないでいられるだろう。本気で自分に暗示をかけなきゃいけません。うちを片付けるまではなにも買わないと堅く心に誓わなければ。しかし近頃忘れっぽい私は、それさえすぐに忘れて同じことを繰り返し続けることでしょう。目をつぶってがさがさ捨ててしまう勇気が欲しい!