「モーターサイクルダイアリーズ」であんまりにも昔読んだゲバラ自身の日記と印象が違ってたのでやはりもう片一方のアルベルト・グラナードの日記のほうに興味が湧いて早速
「トラベリング ウィズ ゲバラ」(学研)を読んでみた。こんなの昔手に入らなかったのに、映画に併せて発売になってたのでしょうかね。これはすごく面白い。アルベルトの感受性と観察眼に非常に感心させられた。ペルーの考古博物館や行った場所、出会った人物に関する詳細な記述にとても惹きつけられ、すぐにでも現地に行ってみたくなった。それにしても今も昔も感染症を専門にする医者はどこに行っても必要とされ、かつ通用するのは羨ましい。大がかりな検査機器や精密な手術機器を必要とする分野の医者では、こういう未開の土地で設備も機器もなかったら何ができるだろう。医療の本質についても大いに考えさせられる。