銀座の和光の裏手にある「いまむら」。
カウンター11席の小さな店であるが、
実直な板前さんとその息子さんの真摯な職人仕事で
地味ながらほっとする品の数々。
最近、父が池波正太郎作品を熟読しているのを知り、
その縁の板前さんがやっているこの店に
父の誕生日の祝杯をあげにいってきた。
晩夏の和食を堪能。
どれもこれも下ごしらえが手が込んででいそうなのに
シンプルな料理でしみじみとおいしい。
唯一、真似できそうなのはイチジクのデザートかな。
それにしても居心地が良くてほのぼのしたかんじ。
(上から、まこがれいの昆布〆と擂ったきゅうりの和え物、
甘エビと鱧の子の和え物、椀物も鱧、鰹と縞鯵などの刺身、
蓼酢みたいので食べる焼鱸、
冷製の煮物は小茄子の胡麻和え、オクラ、サトイモ、
ものすごくおいしい才巻き海老のしんじょ、
梅ソースで食べる鱧の湯引きとお花のついたチビきゅうり、
デザートはブルーベリージャムがチョンとのった生クリーム乗せのイチジク)
ちなみに写真にはないがデザートの前は稲庭うどんが〆でした。
器も料理に合っていて楽しい。